シガーボックスを通じて初めてジャグリングに触れる方へ向けた基礎的な内容です。

 

 

記載内容は私個人の主観ですので、他の意見とは異なる箇所もございます。

 

そもそもジャグリング自体、練習法やコツは十人十色です。

本サイトを見てわからない箇所があれば、実際に多くの方と交流して技やコツを覚えることをおススメします。

 

 

最後に、本サイトによりシガーボックス界の発展に少しでも寄与できましたら幸いです。

シガーボックスとは

  

箱を挟んだり投げたりして様々な技を行うことが可能なジャグリング道具の一種です。

基本的には3つの箱を使うことが多いですが、2個や4個以上の箱を用いることもあります。

箱の種類は大きく分けて、プラスチック製と木製のものがあります。

 

練習を始める前に

 

■準備運動

練習を始める前には準備運動をしっかりと行いましょう。

シガーボックスは体に負担がかかる動作を多く行います。

特に腰回りと足回りを重点的にストレッチを行いましょう。

もしも体に不調を感じたらすぐに練習を中止し、場合によっては医療機関にて受診しましょう。

 

■シガーボックスの危険性

シガーボックスをやる際は周囲に迷惑が掛からないよう十分な広さを確保しましょう。

シガーボックスは硬質の直方体です。

道具を落としたときに周囲のモノを壊すだけでなく、人にケガをさせてしまう可能性があることを覚えておきましょう。

 

■練習環境

ベストな練習環境は体育館等の屋内施設です。

シガーボックスは風の影響を受けやすいため、風のない屋内は理想的な環境といえます。

ただし、練習はマットなどの床面を傷つける恐れのないところで行うようにしてください。

道具を落とした際に床面を傷つける恐れがあるためです。

練習前に施設側へ、床を傷つける可能性があることとマットが使用できるかの確認を取っておきましょう。

 

屋外で練習する場合は、芝生などのやわらかい地面の場所をおススメします。

コンクリートや石畳などの硬い床は落とした時のシガーボックスへのダメージが大きく、道具の寿命を縮めるどころか一発で壊れる可能性もあります。

また、大きな音が出る道具なので騒音についても配慮しましょう。

 

基礎となる動き

 

■基本姿勢

 

以下の点を意識してみてください

・足を肩幅に開く

・背筋を伸ばす

・脇は軽く開く

・肘は体の横で軽く曲げて、体の前へ出さない

 

図のように外側にある箱の中心付近を上から持ち、少し内側に力をいれて真ん中の箱を保持します。

 

これがシガーボックスの基本姿勢となります。

最初の内は地面に置いた状態から始めるとよいでしょう。慣れてくると手に持った状態から基本姿勢に持っていくこともできます。

 

 

■フラッシュ

3つの箱から手を離して、再びキャッチする技です。

 

箱は腕の力ではなく、膝の屈伸による上下運動により上げることを心がけてください。

屈伸をする際はお尻を軽く後ろへ出して、足腰へ負担がかからないようにしましょう。

 

視線はキャッチする箱へ向けておき、3つの箱がバラけず、かつ真っ直ぐに上げることを心掛けてください。 

 

 

シガーボックスでは、箱をきれいに上げることが非常に重要です。

フラッシュはその基本となる技ですので、確実に習得しましょう。

 

■1アップ

真ん中の箱を投げ上げてからキャッチする技です。

 

箱を上げるときはフラッシュと同様に、腕の力ではなく膝を使った上下運動を利用します。

視線は挟む箱へ向けておき、地面と平行に箱を上げることを心掛けましょう。

 

箱をキャッチするときはできるだけ優しく挟みましょう。

箱を挟む感覚をしっかりと身に着けることが技の上達の近道となります。

 

■箱渡し

片側の手の箱に真ん中の箱をくっつけた状態で、反対側の箱を離す技です。

 

箱を振ったときの慣性力を利用して真ん中の箱を保持します。

箱が平行かつ同一平面上を動くことを意識しましょう。

 

腕を伸ばしていくと人体の構造上箱が傾きやすくなりますので、肘や手首を使って傾きを調整してみてください。

 

■手離し

片側の手の箱に全ての箱をくっつけた状態で、反対側の手を離す技です。

 

「箱離し」と同じコツを意識するとよいでしょう。

 

基礎を習得したら

基礎を覚えたら様々な技にチャレンジしていきましょう。

技を習得するには反復練習が必須でありどうしても時間がかかってしまいますが、その分、技ができるようになった時の喜びは大きいものがあると思います。

 

以下に、初めの内に練習すると良い技を紹介いたします。

 

端返し

 

持ち替え

 

中抜き

 

外抜き

 

両外抜き

 

足下箱離し

 

大回転

 

 

是非、体に無理をさせすぎない程度に頑張ってください!